http://japan.internet.com/busnews/20080303/6.html
非常に興味が引かれる内容だったので覚書。
○年商3億稼いでいるサイト
ずいぶん前になるが、知り合いがあるオンラインショップ関係者に会った時の話。1種類の語学関連の機器を販売し、年商3億円近くも稼ぎ出しているそのオンラインショップは、たった3名で運営しており、社長が
Web
サイトを随時更新し、1人がメルマガを毎日書きまくり、残った1人は商品をひたすら発送し続けている状況が2年以上続いているということだった。興味を持った私は、その
Web
サイトを見て愕然とした。
ページが1ページしかないのである。しかも、果てしない縦のスクロールが続き、デザインを無視した巨大な商品写真と巨大フォントで書かれたキャッチコピーの嵐、段組みも行わない。極めつけはこれでもかという購入者の体験談が延々と続いている。大手広告代理店のアートディレクターやデザイナーが見たら卒倒するようなデザインだ。おそらく社長は、この体験談を日々増やしているのだろう。しかし、事実、年商3億円なのである。
細かいこと抜きでこれが現実である、というのが信じられない。そして、考え方を変えざるを得なくなると思う。さらに、理屈を並べるとこうなる↓
(売れるオンラインショップのポイント)
- 商品写真やキャッチコピーは巨大化してアピールする。
- 文字を多くして商品特長を極限までアプローチする。
- 購入者の体験談をこれでもかと掲載する。
- スクロールは限りなく長くする。
- メルマガは“迷惑メール”フォルダ行きを恐れず毎日配信する。
- メルマガの文字量も気にせず、書きたいことはすべて書きまくる。
(売れないオンラインショップ)
- クオリティの高い洗練されたデザインを採用する。
- メインイメージは、FLASH で目を引くトップイメージにする。
- 書きたいことは簡潔にし、スクロールを避ける。
- 文字サイズはバランスよく配置する。
- 段組みを行い簡潔な表現で情報を無駄なく配置する。
- メルマガは週1回もしくは隔週で配信する。
- メルマガのスクロールを避けるためキャッチコピー程度の紹介にとどめる。
結論としては、Webサイトも生身の営業マン同様、"商品"だけをプッシュするようなサイトでは全く売れないのだ。
つまり、自分自身(WebサイトではWebサイトの向こうにいる管理者側の誰か)を売りこみ、会社(店舗)そのものを売り込み、最後に商品を売り込むことが必要なのだ。
さらに、商品の格差が少ない中小企業であれば、特に、"心理的に気に入られる"ということが非常に必要なのではないか。
そのためには、営業時の商談と同様、必要以上にかしこまったのでは、相手もかしこまる。
営業マン(Webサイト)は鏡なのだ。(つまり、Webサイトが固い印象であれば、ユーザーも固くなる)
したがって、Webサイトでいかに"人間っぽさ"を出し、気に入られるかが大切なのではないだろうか。
冒頭の例で言えば、具体的な中身うんぬんではなく、ジャパネットたかたの高田社長よろしく、勢いと雰囲気で購買に至らせているのではないかと思う。
やはり、それには、Webサイトの担当者を管理者側には配備する必要があり、他人任せでは成功しないことがわかるのだ。